直ちに医師の診察が必要なのは、以下の3つです。
1.3ヶ月未満の乳児の発熱
2.全身状態の悪化(意識・表情がおかしい、動かない、食べない等)
3.その他の重篤な症状を伴う(痙攣、繰り返す嘔吐、血便など)
高熱で脳に障害を起こす事を心配されるご両親がいらっしゃい ますが、体温が41度を超えなければ熱そのもので脳障害が起こる事はありません。また病気の重症度と熱の高さには関係がありませんので、むしろお子様の全身状態(活気、食欲など)を気にかけて頂く事が肝要です。上記に該当せず、比較的お子様の状態が落ち着いているなら、以下の事項に気を付けて翌朝まで経過をみてもいいでしょう。
暑がる場合(手足が暖かい):着衣・布団で熱がこもらないよう調節してあげて下さい。
ただし新生児・乳児の冷やしすぎは厳禁(氷による凍傷に注意)!
(注1) 氷枕・水枕や、“冷えピタ”の類で額を冷やす事に解熱の効果はあまり期待出来ません。お子様が嫌がるなら無理強いする価値は無いと思われます。(わきの下用冷えピタは短時間なら有効です)
(注2) 解熱には直接関係はありませんが、お部屋の乾燥にも留意して頂き、必要なら加湿してあげると更に呼吸器感染の治療には有効です(室内に洗濯物を干してもOK)。
この際、解熱剤の投与時間に気を付けると一層効果的です。
例>
夕方5時に解熱剤を使うと7時頃が解熱効果のピーク。
この時間帯に夕食をすませ、そのまま就眠させる。
(ただし効果は一般に6-8時間で、深夜帯に再発熱が予想される。)
(注3)まず解熱剤に病気を治す効力は無い事をご承知おきください。
(一定時間熱を下げるのみです)
このため、お子様が元気にしているようなら解熱剤を使う必要はありません。
発熱は体内に侵入した外敵を駆逐する為に必要な反応です。
無理な解熱は、むしろこの免疫反応のマイナスとなる可能性があります。
*体温の測り方
水銀体温計・・・正確だが時間がかかる。
電子体温計・・・短い時間で測れるが、短いものほど正確でないことがある。
耳式体温計・・・短時間で測れるが、耳垢がある・中耳炎の際には不正確。
という特徴があります。さらに正確に測ることができないケースとして
食事や運動、入浴の直後
わきの下に汗をかいている
体温計がきちんとわきの下になかったり、洋服がはさまっていたりする
厚着や暖房(体温コントロールの下手な新生児や乳児では熱がこもってしまう
がありますので、体温測定の際にはお気をつけ下さい 。
次に該当する場合はすぐに医療機関にかかって下さい。
1. 吐物に血液/胆汁(緑色の液体)が混じる 2. 嘔吐が2日以上続く 3. 激しい腹痛を伴う 4. 便に血液が混じる 5. 尿が12時間以上でない6. 消耗が激しい(ぐったりしている) 7. 下痢が1週間以上続く 8. 発熱、発疹、痙攣などを伴う
上記にあたらない際は、
吐物が口に残るようなら、ガーゼなどで優しくかき出してあげましょう。
嘔吐の際は顔色は悪くなるのが通常です。まずは周囲が落ち着きましょう。
乳幼児の場合、吐物を気管に詰まらせて息が出来なくなる場合があります。このため、年長児にくらべ注意深い観察が必要になります。
吐き切った後に、水分補給を始めます。この際、湯冷ましやイオン飲料などを少量から始めて下さい。
時にはスプーンであげる位の慎重さが必要です。これで大丈夫な様なら少しずつ量を増やしていって下さい。お子様は不満に思うかもしれませんが、欲しがる量をいっぺんに与えてしまうとまた吐いてしまう事が多いのです。
この際、経口補液(ORS)を用いると水分と共に塩分、糖分を補給して効果的に脱水を治療できます。市販の経口補液としては、「経口補液水OS-1」や「アクアライトORS」などがあります。
下痢が出現した際は、その回数や便の性状(色、におい、量)をメモしておく事がその後の診察に役立つ事があります。
水分補給が十分で食欲が出てくるようなら、お粥や野菜スープなどの消化に良い食事療法を始めてみて下さい。(乳児の場合、嘔吐・下痢でミルクをうすめる必要はありませんが、症状の長引き加減によっては一時的にミルクを止めたり、乳糖不耐症様のミルクに代えたりすることがあります。)
りんごやにんじんは、ペクチンやりんご酸の働きにより下痢の際のお食事に加えると治りが早くなるといわれています(にんじんはすりおろし、ペーストにするか裏ごしする)。
便性に改善を認めたら徐々にお粥を硬くしていき、食欲を増す意味でも本人の好きなものも少しずつ加えて下さい。
砂糖、脂肪、食物繊維を多く含む食品は下痢を長引かせます。これらは、回復を待ってから与える様にして下さい。
眼が落ちくぼむ、顔がやせ細る、元気が無くなる、涙・つば・尿が少なくなるなどの症状は脱水の兆候です。ただちに病院にかかって点滴を受けたほうがいいでしょう。
この場合、軟膏を処方される事が多いのですが、おむつ交換時に坐浴(おしりを洗う)をしてあげる事がその予防や症状をやわらげるのに重要です。
家族を病原菌から守るために、おむつ交換後の手洗いや、専用ゴミ箱・ポリ袋の用意も重要です。また吐物の処理の際にはマスクと手袋を着用する事をお勧めします。
頭を打って頭蓋内出血が起こると、生命に危険を及ぼす事があります。その症状は数時間で起こることも、またずっと遅れて(数ヶ月して)起こることもありますが、その殆どは2日以内が多いとされています。
このため頭を打ったら少なくとも1-2日は安静を保ち、注意深くお子様を観察するようにしてください(一人での外出も控えるようにしてください)。
なお直ちに医師の診察が必要なのは、以下の4つです。
1.頭痛がだんだん強くなる
2.吐気や嘔吐が起こる
3.意識がおかしい:
・放っておくと寝てしまう
・刺激しても起きない
・行動や動作がおかしい
・物忘れが多い
4.その他:
・手足が動きにくかったり、しびれたりする
・不安定な歩行
・鼻や耳から薄い血液が出てくる
・発熱
乳幼児期の子どもは身近にあるものを口に入れることが多く事故や中毒になることがあります。 これらは必ずしも皆様の眼前で起こるわけではなく、突然のはげしい咳き込みや呼吸でヒューヒュー音がする、手でのどを押さえたりしている際には誤嚥の
可能性を考える必要があります。
まず息ができない際には、直ちに吐き出させることが必要です。
・頭を低くして背中を叩く(乳児、幼児) ・後ろからみぞおちに手を回し、みぞおちを圧迫するように押し上げる(幼児、学童)
また飲み込んでしまったものにより、病院にかかる前に以下の対応をお願いします。
- 吐かせるもの 1.たばこ 2.ほうさんだんご(ゴキブリだんご)、防虫剤 3.体温計の水銀
- 吐かせてはいけないもの
1.灯油 2.ボタン電池・・・左側臥位(左下の体位)で病院へ
3.酸性、アルカリ性洗剤(トイレ、 風呂用など)
4.漂白剤 5.画鋲などとがったもの
- 牛乳を飲ませるもの
(ジュースは種類により反応熱をおこすことがあり危険!)1.洗剤(酸性、アルカリ性洗剤、界面活性剤) 2.漂白剤 3.多くの医薬品
- 何も飲ませずそのまま病院へ
1.化粧水・・・アルコール中毒に注意 2.除光液・・・アセトン中毒
3.パーマ液 4.防虫剤 5.灯油・ガソリン・ベンジン
小児の3-4%に認められる、発熱に伴う全身性の痙攣発作です。発熱の24時間以内、特に発熱直後に認められることが多く、時には痙攣で発熱に気付かれる場合もあります。頻度はその6-7割が生涯に1度きりで、2回以内が約90%とされますが、5回以上のものも数%あります。この場合、家族内に熱性痙攣、てんかんの既往がある場合が多いですが、現在のところ遺伝性は明らかではありません。 好発年齢は1-7歳で、自然に認められなくなることが多いですが、5%前後は発熱なく発作をおこす“てんかん”に移行するとの報告があります。
このように熱性痙攣は、その多くが予後良好で、無処置での経過観察で十分とされます。しかし初発時は、高熱に伴う不穏や意識障害との区別が困難な場合もあり、救急外来を受診する方が無難でしょう。また熱性痙攣の既往が明らかでも、以下に該当する場合は直ちに病院にかかって下さい。
1.痙攣の持続時間が長い(10分以上)場合
2.短時間の痙攣でも反復する場合
3.痙攣後の意識障害が続く場合
4.痙攣が局所(例.手・脚・顔だけの痙攣)か、もしくは痙攣後に麻痺が残る場合
治療は、初発、1歳以上、短時間の痙攣で意識回復の速やかな場合は無処置の場合も多いですが、これらに該当しない場合、もしくは家族歴がある場合は抗痙攣剤(ダイアップ)を発症時とその8時間後の計2回投与します。
またこのエピソード以降も発熱時の痙攣を反復する場合は、発熱(37.5度以上)に気付いた直後とその8時間後にダイアップを投与する事で、痙攣が約80-90%の割合で予防されます。
補足1. 熱性痙攣を反復する(3回以上)場合は、てんかんとの鑑別のため脳波検査を受けることが勧められます。
補足2. 熱性痙攣発作は体温上昇時に多く、解熱剤の使用に伴う解熱後の体温の再上昇が発作の誘因となる事があります。このため熱性痙攣の児を持つご両親の中には、解熱剤の使用を嫌われる方もいらっしゃいます
アレルギーが原因となる病気には、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食事アレルギーなどがあります。何れもアレルギーの原因となるもの(抗原、アレルゲン)が体内に入ることにより症状を起こすため、抗原への暴露を避けることが大切ですが、現実にはなかなか難しいことが多いです。このためアレルギーに対しては、種々の治療をうまく組み合わせることにより“いかにこどもらしい生活を維持していくか”が重要となります。
気管支喘息
アレルギーによる気管支の炎症が、気道粘膜の腫れ、筋肉の収縮、痰の増加を起こすことが原因ですが、炎症が長引き気管支が過敏な状態にあると、抗原のほか気道に刺激を与えるものすべて(感染、タバコ、疲労、冷気など)が発作につながります。
病気が長引くと、気道が狭く・硬くて元に戻らなくなっていくことから、発作時の治療(気管支をひろげる)と共に発作の予防(気管支の炎症をおさえる)が大切です。
アレルギー性鼻炎
抗原の回避(清掃、マスクや眼鏡)や薬物療法(内服、点鼻)が行われることが多いですが、症状が顕著な際には減感作療法(少しずつ抗原に慣らす)や手術療法が行われることもあります。
また症状が慢性的な際には、副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎の合併に注意が必要です。
アトピー性皮膚炎
このため治療は皮膚を清潔にし・保湿を行うこと(スキンケア)、炎症を抑えてやること(ステロイド軟こう)、原因の除去が基本になります。
食事アレルギー
必ずしも摂取直後に症状が出るわけではないので、毎日の献立と症状をメモすることで原因を推定できることもあります。
症状の程度により除去食の適応を決めますが、安易な食事制限はむしろ逆効果との報告もあります。
インフルエンザは肺炎や中耳炎の他、まれにインフルエンザ脳症という重篤な合併症を起こす事があります。このためお子様の状態をみて抗インフルエンザ薬を処方しますが、この際には以下の事項につきご両親のご理解とご了承が必要です。
全てのインフルエンザ感染に抗インフルエンザ薬が必要なわけではない (多くは自分の免疫力により軽快し、対症療法、漢方治療の選択肢もある)
抗インフルエンザ薬によりインフルエンザ脳症は予防できない(明らかな証拠が無い)
抗インフルエンザ薬が異常行動を誘発する可能性があり、服用の際は必ず誰かが児を観察する必要がある(否定的な報告が多いが、ないとはいいきれない)
インフルエンザそのものでも異常行動(意識を失う・ぼんやりする、興奮、幻視、奇行など)が起こることがあります。このため抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず、異常行動に注意する必要があります。
またインフルエンザでは高熱が出ることが多いため、解熱剤の処方を希望される事も多いのですが、安易な解熱剤の使用は好ましくありません。活気や食欲のある際には、なるべく着衣や室温での体温コントロール、冷庵(首筋やわきの下、脚の付け根など太い血管の走行している部分が効果的)や水分摂取に努め、解熱剤の使用は熱で眠れない・食べられない時などに限るようにしましょう。
(哺乳瓶の乳首でもOK。またベビー用品売り場には専用器具が売っています)
(砂糖、水あめ、チョコレート、ココア、アイス、ぶどうカルピスなど)
注2:熱いもの(スープ、味噌汁など)にまぜるとくすりの性質がかわってしまう
ことがある
7. 服薬補助ゼリーを利用
龍角散:おくすり飲めたね;ピーチ、イチゴ味(酸性)、チョコレート味(中性)
服薬ゼリー/嚥下補助ゼリー;レモン味(酸性)
和光堂:おくすり服用ゼリー;リンゴ味(酸性)
お薬じょうず服用ゼリー;水を加えてゼリーに調製する。イチゴ味(中性)
* 目の前で混ぜない事!またあまりたくさんの量で混ぜない事も大切です。
*混ぜるとかえって味が悪くなる場合があります
例.マクロライド系抗生物質は酸性のもの(イオン水、柑橘系)にふれるとコーティングがはがれて苦くなる。
このため処方されたくすりの特性については処方薬局でお尋ね下さい。
*初めの服薬で嫌な思い出ができてしまうと、その後もくすりを嫌う傾向があります。
このためあまり無理強いせず、上手に服薬できた際はお子様を褒めてあげて下さい。
直後に嘔吐した:吐物にくすりが確認できれば、もう一度同じものを与える。
15-30分経過:再投与せずそのまま様子をみる。
*坐薬は10-15分で肛門内で溶けて吸収されます。
このため坐剤使用後15分以上経ってからにうんちをしてしまった際は、再投与は必要ありません。
粉薬:湿気に注意すれば約半年。
坐薬:冷内保存で約6-12ヶ月。
全てのくすりにはアレルギー等のリスクが伴います。このためお子様の処方内容については親御さまに十分なご理解をいただくことが必要ですが、なかなか難しいのが現状です。ここではくすりについていくつか思いつくままに書いてみましたので、皆様の参考にしていただければ幸いです。これらの項目の他にも、何か訊きたいことがありましたらご質問下さい(病院、調剤薬局何れでも構いません)。
抗生物質
下痢・・・腸内の善玉菌もやっつけてしまうため消化の働きが落ちる
肝・腎機能・・・くすりが代謝される際に負担がかかる
アレルギー・・・発疹、痒疹が最多ですが、喘息症状(咳や喘鳴)、 消化器症状(悪心、嘔吐)に加え、ショックを起こすこともある
その他・・・テトラサイクリンによる歯の色素沈着、アミノグリコシドの聴覚障害など
抗インフルエンザ薬
解熱剤
また解熱しない事を理由に解熱剤を短時間で連用するケースが見受けられますが、解熱剤の過量投与は低体温などの危険を伴います。決められた量と間隔(7-8時間毎、最短でも6時間)を必ず守るようにして下さい。さらにアレルギー、肝障害、喘息症状、皮膚症状(発疹と別に、発赤に伴い皮膚がただれた様になることもある)にもご注意下さい。
テオフィリン
*テオフィリンとは別に喘息で繁用されるβ刺激剤(メプチン、ホクナリン、ベネトリン、スピロペント、アトックなど)でも動悸、悪心や指先の震えが認められることがあります。またこれらの短時間での吸入反復は不整脈を起こすリスクとなります。
止痢剤(下痢止め)
ステロイド軟こう
*セレスタミン・エンペラシン処方に注意!!
これはステロイドの飲み薬で、セレスタミン2錠の力価は最強ステロイド軟膏デルモベート10g(2本分)に相当します。当然その効果は高く治りもいいのですが、 「ステロイドが入っている」事を説明せずに“かぜ・花粉症や痒み止め”の薬として処方されるケースがあります。この場合は服薬を反復するとステロイドの免疫抑制作用により易感染性(感染症になり易い)やワクチン効果の減弱に繋がる事があるのでくれぐれもご注意を。
漢方薬
小柴胡湯やその関連製剤との併用で肺炎
(死亡例あり併用禁忌)
解熱剤(アスピリンなど)
葛根湯や麻黄湯は体を温め汗を出す事で解熱を促しますが、解熱剤はこの効果を打ち消す可能性があります。
抗生物質
漢方薬は腸内細菌(腸内に住んでいる細菌)の働きにより体に吸収されやすくなります。
抗生物質は腸内細菌の働きを弱めるため、漢方薬の吸収・効果を妨げる可能性があります。
これとは反対に、整腸剤は腸内細菌を活性化させるため、漢方有効成分の代謝が増すことが確認されています。
喘息薬、鼻水止め
麻黄(葛根湯や麻黄湯に含まれる)との併用で興奮、動悸、血圧上昇などがあります。
ジェネリック
耳下腺が腫れて“おたふくのような顔になる”感染症で、一般には軽症と考えられがちですが、以下に述べる様々な合併症があり注意が必要です(特に難聴は治療法なし!)。 最近の予防接種率は20-30%と言われていますが、これらの合併症を防ぐためにも積極的なワクチン接種が勧められます(ワクチン副反応としての髄膜炎発症は約0.01%程度)。
ムンプスの合併症と頻度
1.無菌性髄膜炎:10%前後
2.睾丸炎:25%(思春期以降に多く13%に受精障害を起こす)
卵巣炎:5%(思春期以降に多いが不妊はまれ)
3.膵炎:5-6%
4.難聴:0.2-0.5%
5.脳炎:0.01-0.02%
*予防接種による抗体獲得率(免疫がつく確率)は90-95%
*登園・登校禁止は耳下腺腫脹がなくなるまで
発疹、微熱、倦怠感、リンパ節腫脹が主症状ですが、発疹に気付かなければ普通の風邪と区別は難しいです。だいたい3〜5日程で回復するため「3日ばしか」とも呼ばれますが、麻疹と風疹は全く別の病気です。 風疹治療は(ウイルスを減らす薬がなく)対症療法が中心のため、かからないための予防が重要です。風疹の予防接種は1歳を過ぎると受けることができます。子供が集団生活に入る前に済ませておきましょう(学校保健法では、発疹が消えるまで出席停止です)。
関節炎 成人女性に多く、5〜20%に起きます。
脳炎1/4000〜6000人に起こる合併症です。 発症早期に発症し、治ることが多いものの稀に死亡例が報告されています。
血小板減少性紫斑病 1/2000〜3000人に起こる合併症です。“かさぶた”のもととなる血小板が減り、血が止まりにくくなります。
溶血性貧血 非常にまれですが、風疹感染後に血液の赤血球が壊れる病気です。貧血による顔色の変化、黄疸、胆石による腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が出ます。
妊娠初期の風疹感染が胎児に及び、眼症状(白内障など)、先天性心疾患、難聴などを起こします。妊娠中の感染時期が早いほどそのリスクが高く、妊娠初期に風疹抗体検査を行うのはハイリスク例を見つけること、抗体が低い人に対する指導がその大きな目的です。
平日(木曜除く)
08:30〜11:30
15:00〜17:30
土曜
08:30〜11:30
乳幼児健診・予防接種のご予約は